モバマスと音楽あれこれ

モバマスと音楽用。コメントお気軽にどうぞ!

僕にとっての麻枝准とヘブンバーンズレッド(ヘブバン)

大変ご無沙汰しております、YukiNaです。

ここ最近はモバマスは程ほどに、本業(?)である音楽や据え置きゲーム、東方などリソースを分散して色んな体験をする事に重きを置いておりました。
ブログを頻繁に更新していた頃は仕事以外のリソースをほぼすべてモバマスに割いていたのである意味では成長と言えるかも・・・

さて、挨拶は程ほどに今回はタイトルの通り麻枝准(以下だーまえ)という男とヘブバンについて語るべく久々に筆を取りました。
YukiNaという人間を説明するのに避けては通れない程、だーまえは僕に影響を与えた人物です。
以下、本文。


ヘブバンという神ゲー

2022年2月、初めての製作発表からどれくらいの月日が経過しただろうか・・・無事リリース、サービス開始となりました。

僕はだーまえ主導のスマホゲーという事で楽しみにしつつも、つぶさに進捗を追っていた訳ではありませんでした。
僕自身がいわゆるノベルゲームから遠ざかり気味だった事と、グラブルをやっていたり音楽への情熱を取り戻したりと色々あったのです。

しかし、リリース日が決定した事もあり事前登録は済ませ、いざ当日。



・・・めっちゃ動く!!!!キャラみんなめっちゃカワイイ!!!!!!曲神!!!!!!!自分の人生の半分を捧げただーまえのいつものテキストだ!!!!!!!!!!!!!



と一気に鍵っ子(Keyファンの総称)の気持ちを取り戻し、それ以降ヘブバンの事ばかり考えている毎日です。
そして当記事を執筆している3月13日現在、メインストーリー2章をクリアし悲しみと絶望に打ちひしがれているところでございます。


そんなのって・・・ねぇよ・・・なんでだよ・・・畜生・・・


いやほんと、だーまえの、製作陣の本気をしかと感じ受け止めました。

そんなヘブバンがどんなゲームか、一応簡単にご説明致します。
ヘブバンは麻枝准(key)とWright Flyer Studiosがタッグを組んで製作したスマホゲームです。ジャンルはノベル+RPGで対人要素は少なくとも今現在は無いためソーシャルゲームと呼ぶのは不適切でしょう。既存のゲームに例えるならFGOがわりと近いかもしれません。

だーまえ主導のゲームは実はリトバス以来のようです(それ以降はスーパーバイザー的立ち位置)
確かにRewrite田中ロミオ都乃川が主導だったもんね。

そんなヘブバンですが、後述しますがだーまえ信者の僕でも創造し得なかったぐらい世間に広く訴求しており、その多くが好感を持って受け止められており、今最もアツいスマホゲームのひとつになっていると、客観的にも言える状況になっております。

3月13日現在開催中の最新イベントのRequiem for BlueのPVは既に40万再生を超えており、割とビビりました。僕はこれからやります(PVだけで泣いちゃった)

今ならまだイベントにたぶん駆け込めるので、この記事をもし見た人がいるならば今すぐやりましょう。そして僕と感想戦をしましょう!


(今現在の僕の推しキャラはつかさっち、山脇様ですがストーリーを進めるほど皆魅力的過ぎてどんどん好きになっていきます・・・水瀬姉妹のいじらしさには爆発しました)

僕にとっての麻枝准

僕とだーまえの出会いは今から15年前に遡ります。

2022年の15年前・・・つまり2007年のことです。当時一番大きな出来事といえば、何を隠そうニコニコ動画の正式サービス開始です。

具体的な学年を書くと年齢が特定出来てしまうのでアレですが、その当時学生としては割りと時間が有り余っているタイミングだった為一日7時間ぐらいニコニコを見るような生活をしていました。

そんな中で当時はギャルゲ、エロゲと呼ばれる分野がオタクカルチャーの中でもトップクラスに位置付いており、当時の僕含むUnder18のキッズには羨望の的でした。



その当時僕はエロゲを購入、プレイ出来る年齢ではなかった為全年齢対象のギャルゲないしは移植版をやろうと思いたち、学校の同じクラスにいたギャルゲマイスター的存在の友人にオススメは無いか?と相談。

そして彼が異常に持っていた作品の数々を見せてもらうと、そこには・・・


僕のHNの由来にもなった"""kanon"""の姿が・・・(PSP版)


実はその時点でkeyの音楽にだけは触れていた事もあり「これを貸してくれ!!!」と頼み借りることに成功。そんな人生初ギャルゲ(エロゲ)が、きしくもだーまえとの出会いだったのです・・・。


そんなだーまえを気づけば15年間も追いかけてきたわけですが、彼の魅力はいったい何なのか?という点について信者目線で説明しようと思います。一言で言うならば・・・


「キャラ作り、設定作りの天才」


彼は魅力的なキャラクター、そしてずっとそこに居たくなるような世界を作る天才だと僕は思っています。

彼が生み出したキャラクターとして、「天使ちゃん」「友利奈緒」「棗恭介」など、その他挙げればキリがないぐらい個性的で魅力的なキャラクターを生み出してきました。

そして「リトルバスターズ!」や「Angel Beats!」など、その世界に居たい、彼らと同じ時間を過ごしてみたいと思ってしまうような世界も沢山作り上げてきました。

彼の作る世界には概して秘密があり、そこに生きるキャラクター達は世界に翻弄されつつも幸せを追い求めて必死に生きています。



そんな彼の作る物語はすべて「切なくも暖かい」のです。僕は実際に思春期真っ只中の高校時代にCLANNADを視聴、プレイした事で反抗期が終了した過去があります。僕自身の音楽作品作りの根幹にある暖かさ、前向きさは間違いなく彼の影響といって良いでしょう。


  • 何度失敗しても応援したいと思える存在

だーまえは打てばかならずヒットになる人間では無い、というのは信者を自称する僕を以ってしてもそう言わざるを得ません。

彼は上述した内容を総括してアイデア、閃きの天才であると確信していますが、それを作品として纏め上げる事に長けているとは言えないと思っています。

詳しく述べる事はしませんが、特に10年代の彼の作品はやりたい事を上手くパッケージング出来ていない、というのが世間的に見ても彼の評価として定着してしまっている気がします。



―――しかし、それでも応援したい、と思えるのが麻枝准という人間なのです。


「何度空振りしても、打席に立ち続ける限り何度でも応援したくなる」


彼は自身を「メンヘラ」と称するように、決してメンタルが強い部類の人ではないと思います。心血を注いで作り上げた作品が失敗の烙印をおされる事は正直めちゃくちゃ辛い事でしょう。

それでも彼は次の打席に立つのです。そしてその度、我々ファンは場外ホームランを夢見るのです。夢見させてくれる何かがある、それこそが彼の真の魅力かもしれません。

実際、そんな魅力のあるだーまえだからこそ、多くの実力あるクリエイター達が彼の元に集い、彼のアイデアの実現のため全力を尽くすのだと思います。



TVアニメ「アイカツ!」にて、後期主人公である大空あかりがオーディションの際憧れの存在である星宮いちごの魅力は何か?と聞かれた時

「私に夢を見させてくれた事」

と答える一幕があります。

これと全く同じで、我々に夢を見させてくれる、それが彼の凄さだと思っています。


麻枝准と僕らの未来

今現在のヘブバンは、麻枝准のセンスとWright Flyer Studiosのゲーム作りの技術が最高の化学反応を起こしている状態と言えるでしょう。

僕のような信者は彼のやる事に対してガリガリにバイアスがかかった評価をしてしまう事が多く、世間の反応と乖離する事もあるかもしれません。

しかしながら、ここまでアツいムーブメントが巻き起こっている現状を見ると、ヘブバンは間違いなく良い作品であるのだと思います。

僕自身、初めてkanonCLANNADをプレイした時と同じ気持ち、熱量でヘブバンに向き合えています。ストーリーを読み終わり精気の抜け切った廃人になってしまうあの感覚もまた心地よいです。

ソーシャル要素が無い事でどう売り上げを担保するのか?とサービス開始前は少し不安もありましたが、それも杞憂だったと思います。詳しくは言えませんが、彼女達の物語を読めばガチャを回したくなる、と言い切れるぐらいストーリーに訴求力があります。
(勿論性能面で快適にプレイしたいという欲求を刺激しているというのもあります)



ソシャゲの台頭によりゲームと呼ばれる娯楽のあり方も多様化し、00年代に成功を収めていたクリエイター達が必ずしも今現在また輝けるとは言えなくなってきている時代です。

そんな中でだーまえが再度ゲームというジャンルで存在感を発揮した事はスマホゲームの歴史に刻まれるレベルの出来事だと思います。

彼自身が言うように、ヘブバンの根幹は決して新しい事をしているわけではありません。ノベルゲーム+RPGなのです、ゲームとしての真新しさはそこまで強くはありません。

それでもこうして何十万人のユーザーを熱狂の渦に落としいれ、さらに拡大を見せるヘブバンは、スマホゲーム業界に彗星のごとく現れた寵児と言えるでしょう。

信者目線で言うならば、だーまえのやりたい事にようやく世間が追いついた感があります。



ヘブバンはますます拡大し、一大コンテンツへと成長していくでしょう、そんな確信にも似た思いがあります。それをリアルタイムで体験出来ている事を誇りに思います。

そして、麻枝准さんが心身共に健康でやりたい事に打ち込める事がファンとして至上の喜びです、そんな日々がずっと続く事を願ってやみません。それでは。